2018年4月8日日曜日

特許は技術者の履歴書

特許検索で自分の名前を打つと、20数件の自分が関連した特許出願がヒットします。その多くは、会社員時代、アルプス電気で出願したものです。ソニーとのジョイントプロジェクトもありましたので、厚木や大崎で、出願したことがあります。特許は、論文に似て、技術的には、携わらなくても忖度して上司や、同僚の名前を載せることがあります。ステッピングモータ・スピンドルモータ関連でも自分の名前が出てくるのはそういった特許で、サインだけして実は中身はよく知りません。昔の出願を見ていると、記憶の片隅にあった同僚の名前が懐かしく想いださたりします。あのとき、こういう仕事をしていたんだな、という感慨が沸いてくるのです。

で、その特許出願がどうなったかといういうと、権利化されたのは、そのうちのごく少数で、かつ現在でも有効なものはひとつもありません。技術というのは日進月歩で、新しい技術に駆逐される運命にあります。儚いものにも思えますが、それでも、間違いなく自分が携わった仕事の証であります。 

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